2025/01/14
主に胃薬は、
・胸焼け
・食後の膨満感
がある時に使用されますが、安易に使っていると様々な病気のリスクに繋がります
胃薬の問題とは?
まず胸焼けなどは胃酸が食後に逆流して食道粘膜を傷つけてしまうことが原因で起こります。
胃薬はその胃酸の分泌を抑えて症状を抑え込む薬です。
胃酸には「食物と一緒に入ってくる最近などを倒す」という役割があります。
食事の度に入ってくる細菌の数は3~4千億とも言われており胃酸はその大部分を倒します。
さらに
・塩酸
・ペプシン
という分泌物で消化酵素を活性化して食物の消化をしやすくしてくれます。
また胃酸は
・鉄
・カルシウム
・マグネシウム
などのミネラルの吸収や
・ビタミンB12
・葉酸
の吸収にも関わります。
つまり胃薬によって胃酸の分泌が抑えられると食物と一緒に入ってくる細菌が腸内に届いてしまい
・腸内細菌叢のバランスが崩れて免疫力が低下
・未消化の食物が腸内に残り腐敗して毒素が出る
・悪玉菌が異常増殖
・ミネラル不足
など様々な症状の原因にも繋がるのです。
また悪玉菌が異常増殖することで発酵が増加してSIBOの発症リスクが高まり「リーキーガッド」になってしまいます。
リーキーガッドになれば
・自己免疫疾患
・がん
・慢性疲労
などの慢性炎症疾患の発症リスクが高まるので「胃酸が出ない状態が続く」のは様々な病気のリスクが高まることになるのです。
対策
胸焼けや膨満感が出ないようにすれば胃薬を飲む必要がないので胃薬が原因で起こる病気は防ぐ事が出来ます。
例えば、、、
・暴飲暴食をしない
・アルコールを控える
・コーヒーを控える
・1回の咀嚼回数を30~50回にする
などののことを心がけましょう
また就寝の4~5時間前には夕食を済ませておくのがベストです
ご飯を食べたばかりで寝てしまうと消化不良を起こしやすく、かつ寝ていても食かにエネルギーを使うので寝起きがだるく疲れが取れにくくなります。
胃薬は安易に処方されてしまう薬の1つです。
しかし無意味な使用は余計な病気の発症リスクを高めますので注意が必要になります。
胃薬を飲んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください